練習日誌 2006年〜
団員による、ステージや練習の体験記です。
ご意見ご感想、共感できた文などありましたら遠慮なく掲示板へどうぞ。


・2007年11月 hoko(Sop) 

 今年のコルス・フローレス秋の活動は、過去に例を見ないほど濃厚で、ハードなプログラムでした。
 その中でも、秋のコンサート10周年記念「オペラ椿姫」10月17日松井田文化会館は最も感動的な舞台となりました。

 まずこのお話をいただいた7月頃、「え!?松井田に佐藤美枝子さんが??」「コルスが共演!!?」
 私の中にはわくわくの激震が走った、といっても過言ではありません。

 やる気充分!ですが、コンクールの直後であること、団員の大半がイタリア語に慣れていないことなどから、練習量に不安がありました。

 二回の伴奏者合わせ練習の際は、ピアニストの金井紀子さんから「皆さんは19世紀イタリアの男爵や貴婦人、成り上がり者です。そのような雰囲気で振る舞って下さい。」「イタリア語の歌詞をきちんと話して、その時の気持ちで表情や声を作って下さい。」と、たいへん勉強になることを教わりました。
 しかし、教わったことを実践することよりも、“オペラっぽい”声を作ることや、ものすごい勢いに後れをとらないことで精一杯です。
 しかも演出説明を受けないまま時間切れ。とりあえずドレスは着なくちゃ!・・・これで本番を迎えて大丈夫なんだろうか・・・。

 当日、主催者である松井田町音楽文化愛好会の方々が温かく迎えて下さいました。
 廊下にはお煮染め、お焼きが並び、出演者が気持ちよく歌えるようにとの声かけが嬉しかったです。
 お弁当はもちろん峠の釜飯。

 楽屋に入ったコルス女性は、貴婦人のお面をかぶるべく、メイクアップやヘアアレンジに大にぎわい。
 それを見た男性陣、「金髪のカツラでもかぶった方がいいかなあ。」だんだん盛り上がってきます。
  

 リハーサルは、やり直しなしの通しゲネプロ。
 コンサート形式と聞いていましたが、ソリストの方々が演技しています。
 「あれ?私たちも演技するの?どこで舞台に出るの?左右どっちのドアから出るの?ステージではどうに並ぶの?」
 何もかもわからない手探り状態のまま出番が来て、流れに乗り切れないまま過ぎていきます。
 後で聞いた話ですが、ソリストも事前稽古は歌合わせのみで、演出についての説明は当日も含め一切なかったそうです。
 しかし皆さんは動けています。さすがオペラのプロだ・・・と驚きました。
 
 そして本番、ヴィオレッタ(主役)佐藤美枝子さんの素晴らしい歌声に本当に感動しました。同じステージにのっていることが夢のよう。
 立っているだけでオーラが溢れ、動作一つで感情が伝わってきます。
 始め「花から花へ、と飛び回って快楽にひたるのよ」と歌っていたヴィオレッタ、後に不治の病に倒れ、最後はベッドに寝たまま起きあがることができません。
 佐藤美枝子さんの歌声は後ろを向いていても、寝ていてもどんな体勢でも同じように響いて伝わってきます。
 透きとおっていて、迫力のフォルテッシモからどこまでも伸びる糸のようなピアニッシモまで聞かせていただきました。


 客席でじっくり聴けなくて残念な面もあったけれど、出演者ならではのいいことがありました。
 ヴィオレッタが愛しのアルフレードへの思いを歌っているとき、遠くからアルフレードの声がする場面、舞台袖にいた私の目の前で、アルフレード役の小山陽二郎さんがあの旋律を歌われたのです。
 ビリビリと振動が伝わってきて、その倍音豊かなテノール美声にメロメロになりました。

 さてコルスはというと・・・。始め、‘バスでーす’さん、‘dazu’さんら、ソリストに混ざってしっかり(ちゃっかり)トランプ演技。
 その後私たちはあたふたと舞台の周りを動き回り、「そろそろ出番だ!」「それ行くぞ!走れ!」「あれ今どこ?」「あっ、出だし歌えなかった」「だめだついて行かなくちゃ、えーーーい、歌えーーー!!」・・・。

 宗教曲や日本歌曲を多く歌ってきましたが、今回の経験で「オペラにふさわしい歌い方」が大変勉強になりました。
 しかしやっぱり悔しい。もう一度、今度は暗譜して。かぶら文化ホールでやりたい!という感想が残りました。

 でも素晴らしかった!コルスに入団して早10年目。長く続けていると、こんなに素敵な出来事が訪れるんだ・・・!

 終了後、私は運良く打ち上げに参加させてもらうことができ、そこで改めてスタッフのお力に感謝しました。
 何と私の席はアルフレード様の正面!お酒も注ぎ合い、ドキドキでした☆
 そして斜め前には佐藤美枝子さんが。
 「どうしてそんなに素晴らしい声が出るのですか?」の質問に対し、「息は背中で吸い、支えは下の方で。他はどこにも力を入れない。響きは後頭部の上の方を意識する」というようなお答えをいただきました。
 大切なアドバイスをいただきました。

  

関連項目:演奏会の記録(秋のコンサート10周年記念オペラ「椿姫」、)


・2007年10月

合唱コンクール関東大会と群馬県合唱祭の講評です。自分たちの演奏を振り返り、よりよい演奏を目指してまたがんばりましょう。

◎コンクール
移川澄也先生
 G2 音色やや神経質か、女声にふくらみ乏しい。
 自 sensibile(感傷的に)の扱い粗い。<>p sussurand(ささやく様に)粗い。

小畑恒夫先生
 課題曲にもうひとつ全体の見通しが不足しているように思います。
 自由曲は情感豊か。曲の世界への深い共感が見られました。

今井邦男先生
 意欲にあふれた「光る砂漠」がすばらしかった。豊かなHarmonyの表現力!

片野秀俊先生
 課 無理のないsoftな心地よい響きです。ただ、全体にフラット気味が残念。又、音楽の流れがとぎれがちで惜しいです。
 自 初演で歌っていたもので、細かい所気になってしまいました。Sopのヴィヴは特に「再会」では、とりましょう。男声 ア 母音明るく、「あわかった」の表情を!全体の響きのポジションを高く!!

長谷川冴子先生
 バッハになぞらえるようなフーガが誠実に演奏されているのが素晴らしいです。ただし声楽的技術、特に発声が生になるので・・・
 (自)は安心して、あたたかい混声の響きが聴くことができます。

◎合唱祭
宮寺勇先生
 コンクールおめでとうございます。ご出演することによってGriegに出合えるわけです。うれしいことですし、今日、多くの皆さんに聴いていただけることも素晴らしいことです。もっともっとたくさんの人に気軽にコンクールにご出演いただきたいですね。
 「再会」も、あらためて名曲だと思いました。

粕谷宏美先生
 この課題曲は高い技術が求められ、曲の良さ、すばらしさを伝えるのは大変ですが、皆さん方は、少人数でも一人ひとりがしっかりと歌い、良くここまでまとめあげていました。 
 「再会」透明感のある音色、響きで、良く緊張感を保って、流れよく豊かな音楽を作っています。バランスがよいので、人数以上の安定感と厚みも感じました。

関連項目:演奏会の記録(平成19年度全日本合唱コンクール第51回群馬県合唱祭


・2007年8月 dazu(Bass) 

 合同合宿2回、定演前の単独合宿を経て、今回いよいよ夏合宿に至りました。
 場所は、万座温泉!練習・宿泊会場はHAUS YUKI(ハウスユキ)。
 標高1800b、目の前はスキー場と温泉という環境。
 今年の夏は猛暑、この日も相当な暑さだったのですが、この高さまで来ると空気が違う!
 強い日差しなのに爽やかな風。気温は10℃以上違いますな。

 昼食後、早速練習。
 まずはコンクール課題曲をじっくりと。
 少し久しぶりの曲だから、発声から丁寧に。
 素晴らしい環境の中、集中した良い練習を、長時間… ‥ ・ ・ ・あれ?頭がフラフラする…
 車に揺られて疲れたのかな… 何か動悸が…胸がドキドキしてきた…

 そうなのです。標高1800bは本当に空気が違ったのでした。
 空気が薄いのでしょう。
 3000b級の登山じゃないし、世界にはさらに高地に住んでいる人もいるし、たかだか1800bで…とも思ったのですが、いつもやっている練習をいつも通りにやると、下界との違いは如実に体に感じられました。
 ほのかに室内に入る温泉の硫黄臭も手伝い、本当に息苦しくなってくる感じなのです。
 うーん、高地トレーニング!効率的に肺活量も鍛えられる有意義な練習となりました。

 練習終了とともに日暮れも間近。いざ温泉へ!
 万座温泉は素晴らしいお湯!!
 硫黄臭強い乳白色、酸味は近所の草津ほど強くないですな。
 湯量が豊富でかけ流し、源泉温度が高すぎるため加水が普通のようですが、源泉100%のお湯にも入ることができ、大地の恵みに体を預ける幸せ。温泉日記になってるな。
 風呂上がり、早く‥一刻も早くビール‥

 かんぱーい! …ぷはー!!


 翌日は、肺活量を鍛える高地トレーニング第2弾! …山登り。え、そういう意図なの?

 万座温泉から車で約20分。
 毛無峠という長野・群馬県境から、破風岳と土鍋山に登ります。
 まずは切り立った崖が印象的な破風岳。
 もちろん崖ではなく、登山道をジグザグと登ります。


 破風岳山頂。分水嶺が眼下に、雄大なパノラマが広がります。
 崖を上から覗く。怖い。高くて下半身に変な緊張が走る。
 平気な人もいるんですよね。すれすれに立って、落ちる真似して「わー」とかって、見てる方が怖いから!!
  

 今度は土鍋山へ、一度下ってまた登り。
 こっちのほうが斜度が急で岩場もあるね。
 趣味山歩きの人から、普段運動不足の素人まで。筆者は後者です。年齢幅もありますが、若い方がバテてます。ひー、ひー。

 土鍋山山頂。さっきの破風岳と、どちらも同じ標高1999bだそうで。
 お山のてっぺんでおにぎり。絵に描いたような場面ですが、ゴハンと空気の美味いこと。
 

 十分に汗を流したあとは、もう一度温泉。
 頑張った足腰を湯に浮かべて癒す。天然の成分が肌から染みてくる気がして、最高に気持ちいい。
 以上、充実の二日間でした。ありがとうございました。


・2007年4月 dazu(Bass) 

 以前、ジョイントコンサートに向けての合同合宿は行ったことがある我々ですが、今回、初めての単独合宿を行いました。
 場所は、昨年の合同合宿を合唱団葡萄と行った、妙義ひしや旅館です。
 GW連休の始め、気持ち良く青空がひろがり、目の前に大の字が迫り、踵を返すと富岡へ連なる町並みが見え、気分も伸びやかになります。



 合宿の目的は、定演に向けての曲の練り込み。
 今回の定演は、ゲストが全く無しの、完全に単独での演奏会。
 誰にも頼れないプレッシャーを払うべく練習に熱が入ります。



 それまでの練習で、徐々にでも順調に曲が仕上がっていると思っていたら、通してみたら通らない!
 現実を突きつけられた思いがしました。
 練習を活かすため、録音してみようと準備したものの、聴いてみたら、良いところとが少々と、不安なところがたくさん。
 でも、それをあぶり出し、つぶしていくのに長い練習時間は有効であり必要でした。
 これからの仕上げの土台固めができました。

      

 練習後は温泉に入ったあと乾杯。なんかもう皆早く飲みたくて、乾杯待たずになだれ込み状態。ビールゴックン、たまらないっすね。
 夜の幹事の企画により、飲んで遊んで盛り上がります。
 浮かれすぎた事故もいくつかあり、また団の逸話にページが増えたり・・。

 飲み翌日の午前練習もじっくり取り組み、定演に向けてとても有意義な合宿でした。

  


・2007年3月 dazu(Bass) 

去る2007年3月25日、吉井高校音楽室で指揮法講習会が行われました。その記録です。

※注記:練習の記録は、録音して正確にテープ起こしをして書いたものではなく、あくまで私のメモと記憶に頼って書いた再話なので、言葉の枝葉末節は実際と異なります。記述はできるだけ客観的な視点を心がけましたが,どうしても私個人の主観が入り混じってしまったところもあります。どうぞご容赦ください。

演奏形態:合唱(ア・カペラ及びピアノ付)合唱団は20人程。
ピアノ:近藤陽子先生 合唱:コルス・フローレス
講師:菅野浩和先生
形式:織田先生の他に受講された先生は3人。各曲とも受講生1人あたりの持ち時間は15分ほど。はじめに織田先生が通しで1回曲を指揮。続いて各受講生の先生方2名が指揮をし、菅野先生が助言・講評をするという方式であった。

曲目
1.「朧月夜」 岡野貞一作曲 高野辰之作詞 平吉毅州編曲
2.混声合唱組曲「光る砂漠」より7「秋の午後」 萩原英彦作曲 矢沢宰作詩
3.「Dies sanctificatus(神聖な日)」 G.パレストリーナ作曲

<菅野先生の助言> −演奏前

・「一人の指導者で練習している皆さんですが、例えばプロのオーケストラや合唱団は様々な指揮者を招いて演奏しており、そういうものへの対応力適応力を養っておくのも良いことでしょう。」

・「団としての最低限の品質、どんな指揮者が振ってもこの団はこういう音がする、というものを持つべき。」

・「そういった上で、招いた指揮者が、皆さんの納得できない指揮をしたとしても、その通りに演奏をし、終わった後で批評批判はご自由になさったらいい。」

ではまいりましょう!



1.「朧月夜」

◎A先生は発声の位置や、フレージングとブレスについて指示。意識は上がっているが声が上がっていないので注意するように。
◎B先生は内声の変化とその味わいや、強弱について指摘。rit.は八分音符に分割して指揮をした。


<菅野先生の助言>

・「無伴奏の曲の音をピアノでとらないように!純正調ではないからです。揃わない合唱をつくっているようなものです。基準となる一音をとるのなら良いですが、あとは声で示してください。巨匠と言われるオーケストラの指揮者が、どうしてしわがれ声で歌うのでしょう?そこにピアノを持ってくるわけにいかないのもありますが、声の方が弦や管の音に近いからです。音色よりも音程を優先させているからです。」

・「rit.の分割は、そこに来てからするのでは意味がありません。音に手が合わせてしまっています。」

(31小節目、テノール主旋律の出だしがアウフタクトからなのに、他の3パートのハミングが小節頭まで伸びている点について)「楽譜通りするという解釈もありますが、この一拍の伸びに私は意味を感じません。私なら切ってしまって新しく始めます。」

(同じく31小節目)「停止(フェルマータ)の振り方をしましたが、それは適当でしょうか?この場合は、リタルダンドのなかで各拍を3,1,2と刻みながら次の指示を出すべきではないでしょうか。」

・「あまり大げさな終止は、このような小品としての作り方に相応しくないのではないでしょうか。」



2.「秋の午後」

<菅野先生の助言> −演奏前

・「この曲は、大手を振ってピアノで音がとれますね。残念ながら、と言いますか…」

◎C先生は、歌詞の子音をはっきりとという指示や、con anima(活気を持って)、quasi valse(ワルツのように)などの楽語を指摘。
◎A先生はAllegrettoの速度記号を指摘し、8分の6拍子を少し早めに指揮。そのなかでテヌートやリタルダンドで速度の揺らぎを出し、音楽を作っていった。

<菅野先生の助言>
(A先生の指揮に対し)「ブラボー!音楽的でいてしかも無駄のない、良い指揮でした。」

・「(この曲の)8分の7拍子は、2,2,3に分ければ楽に振れます。マーチ,マーチ,ワルツです。2のところでは大振りしないで。」

・「ゲネラルパウゼは、棒で音を切る必要はありません。急に音が無くなるのだから、棒を止めればいいのです。」

(最後の小節に入る直前の八分休符について)「休符があるのだから、ちゃんとピアノの音を切ってください」

・「最後の小節は、ピアノが伸びているだけなので、棒の刻みは要らないですね。入りと切りだけ指示すれば。」



3.「Dies sanctificatus(神聖な日)」

◎B先生は、歌詞の文節が変わる出だしを指摘し、追いかけっこをはっきりと意識するように指示。二つ振りで、少し早めのテンポで指揮をした。
◎A先生も二つ振り。歌が拍節的になってしまっているのでもっと流れるように(棒でもそれは感じ取れた)。3拍子への移行はあまりもったいぶらずさらっと。その際、それまでの2拍に、4分の3の3拍が入るように。


<菅野先生の助言>
・「3拍子への移行は、A先生の解釈が一般的です。」

・「この曲は、さっさか通り抜けてしまう音楽になりやすい。もっと神秘性を大切にしたいですね。パレストリーナのなかでも、まとめにくい難しさがある曲です。」



<菅野先生の実演>

菅野先生は四つ振りのゆっくりめなテンポでした。各パートとも、出だしの第一声の音質を最も注意されました。

・「ビブラートつけない!最近の古楽演奏は、その時代の様式で演奏するのが流れですね。追随するわけではありませんが、この曲を表現するのに大げさな声はいりません。」

・「人工的な声では駄目です!バラバラ!
(→点でそろえようとすると)アクセントつけない!(→突出しないようにすると)フヌケ!」

・「声は上に上に行きたいのです。一番上に焦点を当てて、上から作る!」

・「自分の声の都合で音を変えない!」

・「四分音符には長さがあるのです。一つ一つの音をたっぷりと。」


厳しい指導についてゆくうち、だんだんと無駄なものが削ぎ落とされ、神秘性を増してゆきました。
曲の中盤から後半の指導へ。

(35小節のあたり)「もっと意識してカデンツをつくってください。」

・「quiaのような、子音がなくて母音が変わる音がだらしない。クをはっきり言ってからすぐにイ。口の形をその瞬間ではっきり変えるように。アにいくときも。」

・「ブレスに入る前の音がスタッカートのように切れてしまう。もっと伸ばして息の準備を一瞬でしなければなりません。上手な合唱団はブレスの仕方が上手いものです。」


通して終了。吉井町で、イタリアの宗教曲の世界が広がってゆきました。

 今回指揮を見ていて気付かされたこと。
 菅野先生の指揮は、拍をしっかり刻むものではなく、合わせるのに集中力が要るのですが、慣れると完全に拍が揃い、しかも歌いやすいのです。
 その棒は、各パートの出だしだけではなく、それぞれのフレーズの大切な場所で、一瞬早く準備が示されています。例えばあるパートが跳躍したり最高音を出したりするときなど。どのように体と声を準備し、どのような表現で歌えばいいのか、無駄のない最小限の動きで表されているのです。その棒に集中しているだけで、曲でなすべき音楽をさせられてしまうのです。
 それこそがまさに指揮であり、指揮法講習会なのですが、音が絡み合うポリフォニーで、何事もないような無駄のない棒で、ミス無く完璧に4パートにたくさんの指示を出し、深遠で神秘的なパレストリーナの音楽を紡ぎ出すことが、どれだけ凄いことか。
 本当に貴重な体験でした。もっともっとたくさんの曲を知りたくなりました。次回も参加できることを楽しみにしています。

関連項目:演奏会の記録(指揮法講習会)


・2006年8月 dazu(Bass)「8月5日 行ってきました、湯ノ丸山&暑気払い」

5年ぶりのハイキングイベント企画。さあ練習忘れて楽しむぞ!でも集まったらなんと男声ばかり。
天気は猛暑。
もともとはライトなハイキングの予定だったのですが、この暑さだし、男声ばかりだし、もっと涼しい高いところ行こうよ、ということで急遽目的地を変え湯ノ丸スキー場へ。
地蔵峠の駐車場、標高約1700m。うーん下界とは空気が違う。
さあ山登るよ!
え、でもスキー場のゲレンデしか見えないよ。
まずはゲレンデをえっちらおっちら登ります。


ふー、スキーで滑ったらあっという間のゲレンデも足で登ると容易でないね。
尾根はなだらかな道。東屋で休憩、良い景色だねー。
山の緑と空の青のコントラストが素晴らしい。


「あの山の上だったらもっと気持ちいいでしょうねー」
「え、コレ登るんですよ。」
そ、そうかこれからが本番なのか。


で、それから約40分岩ゴロゴロの急坂を登り、着いたぞ頂上!!
360°のパノラマ、標高約2100mの風、気持ちいいねー。
「その山がアレで・・、こっちの山は何だろう?」
  

頂上に居た方にお願いして記念撮影。


存分に満喫したから、さあ降りよう。
東屋があれで、駐車場はあそこか。あんな小さく見えるところから登ってきたんだなー。


どんどん下って、最後に待ちかまえるはゲレンデ。
この頃になると、もうヒザがワッハッハッハ、ワッハッハッハ(笑)


ほど近くにある鹿沢温泉、お風呂で体を癒そう!
熱めの天然かけ流し温泉、レトロな建物に濃い湯、最高。


他のメンバーも集合しての暑気払い。
カンパーイ!
ビールが旨い!!


・2006年4月 近藤陽子(Pf)

 コルス・フローレスのみなさま

 先日の歓送迎会では、みなさんと久しぶりにお目にかかり、またお話をできてすごく楽しい時を過ごせました。
 とてもきれいなお花と、ききょうのすかし模様の入った素敵なランプを頂きまして、本当にありがとうございました。
 コルス・フローレスにちなんで、花模様のランプを選んでくださったと思って、大切に使わせていただきます。

 それでは、内容は先日お話したことと重なりますが、改めて少しご挨拶をさせてください。

 昨年12月よりお休みをいただき、治療に専念をさせていただきまして、どうもありがとうございました。
 お蔭様で、無事に回復することができました。
 私にとっては大変つらい決断だったのですが、健康上の理由で、この度辞めさせていただくことを決意いたしました。
 7年もの長い間、沢山の素晴らしい音楽を一緒に演奏させていただきまして、本当にありがとうございました。
 
 私が伴奏させていただくことになったきっかけは、前伴奏者の高橋直子さんのご紹介でした。
 直子さんのお話では、「これほど高い実力のある合唱団は、そうはないと思う。声が全然違うから。」というお話でしたし、知人の群響の団員の方にも、「織田先生は、毎年草津で勉強なさっていて、本当に尊敬できる立派な方だから、是非引き受けなさい。」とアドバイスを頂いて、織田先生やフローレスの皆さんとは全く面識もないけれど、半分押しかけのように、着任させていただきました。

 初めて練習に伺った日には、まず声の美しさに驚きました。
 軽やかに澄んで美しく響く声と、そのための丁寧な発声練習が印象的でした。
 当時は、新実先生の「花に寄せて」などを練習していましたが、澄んで舞い上がるような声と一緒に弾くと、ピアノの響きも普段と違って美しく響いて聴こえるように感じられ、本当に楽しかったです。

 そのような感動は常に感じながら、定演やコンクールなどさまざまな舞台を、また毎年さまざまな方や団体との共演という貴重な経験もさせていただきました。
 指揮法の菅野先生や、岡谷合唱団との共演での関屋先生からは貴重なアドヴァイスを頂きましたし、ユネスコ合唱団、レスター先生率いるからす川音楽集団フィル、ジバエドフさんや安中少年少女の皆さんとも、本当に楽しく共演させていただきました。

 また、昨年のコンクールで客席から聴いたときの感動も、忘れられません。
 もちろん、まだまだ課題はあるし、織田先生やフローレスの皆さんにとっても満点の出来ではなかったのかもしれませんが、私にとっては、思っていた以上の成果が感じられました。
 過去のコンクールでの経験や、他の団の演奏を聴いて団員の皆さんが刺激を受けたこと、日ごろの練習やステージでの経験が積み重なって成長できてのことと思います。
 これから、皆さんの演奏がどのように変化していくのか、心から楽しみに聴かせていただきます。

 私自身は、コルス・フローレスの伴奏をさせていただくことで、本当にたくさん素晴らしいものを得られました。
 日常の練習時では発声練習からも、ピアノの奏法と通じるものを常に学ばせていただいていました。
 そして、沢山の美しい曲を宝物として、これからも何かにつけ思い出すことと思います。
 でもやはり、織田先生や温かな団員の皆さんとご一緒できたことに何より幸せを感じております。
 本当に、ありがとうございました。

 それでは、実力、人柄ともに優れたピアニスト田中さんとともに、更に魅力あふれる団として、成長を続けてください。
 いつも心より、応援しております。

近藤 陽子
ピアニスト 近藤陽子
 東京音楽大学ピアノ科卒業。
 風岡裕子、西川秀人、播本三恵子、倉沢仁子、森早苗の各氏に師事。
 後進の指導の傍ら、演奏活動を行っている。
 平成9年高崎新人演奏会に出演。平成11年高崎でリサイタルを行う。
 加世田直人氏、小林直子氏のあと、1998年度より2006年1月までコルス・フローレスのピアニストを。
 おんきょう楽器講師。

特別号 2006年冬 合唱団葡萄&コルス・フローレス 合同合宿


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