練習日誌特別号 2001年春
勢多郡東村立杲小学校 閉校記念式典
群馬県勢多郡東村立杲(ひので)小学校が2000年度を限りに閉校され、その閉校記念式典が2001年3月11日にありました。
杲小学校は、詩画家星野富弘さんの母校であります。
閉校記念式典で、星野さんの詩の歌を歌える県内の合唱団という条件にあった、わがコルス・フローレスが招かれ、「花に寄せて」他を歌わせていただきました。

先方の取りはからいで、富弘美術館も見学させていただきました。
星野さん直筆の詩画は、やはり印刷したものでは出ない深さがありました。
これから歌う予定の「たんぽぽ」などは、どうしても旋律が頭に浮かんできてしまうのが困りものでしたが、初心に還ろうと努力して観照できたのは大変良い体験になりました。

富弘美術館は、日光へ抜ける国道122号線沿い、草木ダムのほとりにあります。
美術館の庭から見える美しい空、山、湖を見ながら昼食タイムの女声団員。
でも実は北風に吹かれてとても寒かったのだそうな。

美術館からほど近いところに、杲小学校はありました。
年季の入った木造校舎。今の時代に見ると、とっても暖かみを感じます。

学校の中庭には二宮金次郎像も!
このような環境がもたらしたのか、児童さんやOBの生徒さん達はとっても健やかだなという印象を受けました。

式典は体育館で行われました。
第一部の厳かな式典に引き続いて第二部の「みんなでうたおう」が始まりました。
学校の関係者や村の重役の方々が勢揃いで、誰も席を立つことなく聴いて頂いているので緊張しました。

校歌や「たんぽぽ」は子供達と一緒に歌いました。「たんぽぽ」は、三年生以上が全員参加で歌っていましたが、これが素直な声で素晴らしい。我々の方が大きなエネルギーをもらってしまいました。
式典に参加された星野富弘さんは、「私の詩の合唱を録音したテープが全国各地から送られてくるが、今日の後輩児童の合唱は涙を抑えるのが大変だった」とのコメントを残されていたそうです。

校舎の中には星野さんの詩画が、額に入れられて至る所にありました。
これを見ても、杲小は大先輩星野さんを誇りに思っているのだなと感じ、閉校記念式典で「花に寄せて」が歌えたことを大変光栄に思いました。

2001年度からは、東村内の三つの小学校が統合されて東小学校になるそうです。今後の発展をお祈りします。
関連項目:演奏会の記録(勢多郡東村立杲小学校 閉校記念式典)