合唱団コルス・フローレス
第2回定期演奏会 プログラムノート
第1部 宗教曲
Reginacaeli(天の元后喜びたまえ)
作曲者はルネサンス期スペインの最大の作曲家ビクトリア。
無伴奏、四声の女声合唱で優しく、軽やかにマリアを讃える歌をうたいあげていく。
Agnus Dei
モーツァルトの「戴冠ミサ曲」の終曲、AgnusDei(神の小羊)を女声三部合唱に編曲したもの。
原曲はソプラノ独唱と混声合唱、そしてオーケストラ伴奏によって歌われるが、この編曲でも十分モーツァルトの魅力は表現されている。
第2部 合唱曲集「六つの子守歌」
作詞者の別役実さんは放送関係で活躍されることが多い作家である。
詩は平易な表現であるが、処々にドキッとするような毒気を含んだ言葉がちりばめられている。
曲はポップス系のハーモニーが多く使われているが、親しみ易い中にも現代人に対する、また現代杜会に対する風刺や、終末に対する予感までも表現されている作品である。
第3部 抒情三章
作曲者、萩原英彦は現在日本を代表する作曲家の一人である。
この3曲は三好達治、中原中也、立原道造というこれまた我が国の代表的な現代詩人達である。
曲は作曲者が若い時期の作品であり、青春のはつらつとした感情があふれる。
3曲ともそれぞれ個性的でエレガントな魅力に満ちている。
女性合唱のスタンダードな名曲として大変演奏される機会の多い曲である。
フルート独奏
ベニスの謝肉祭 作品14 P.A.ジュナン
この曲の題名となっている「ベニスの謝肉祭」は、ベニスの古い民謡「わたしのママ」を変奏曲とした器楽曲の総称で、パガニーニがこの主題によって無伴奏ヴァイオリンのための「ブルレスク変奏曲」を作曲して以来それに刺激されて同種の作品が幾つも作曲された。フルートの作品としては、ジュナン(1832〜1903)のものだけでなくブリッチャルディやゴールウェイのものが有名で、フルート奏者にとっては難曲中の1つである。
第4部 日本の歌
日本のポピュラーな歌ばかり4曲うたいます。
最初は滝廉太郎の「花」。
日本における西洋音楽のスタイルでの最初の作曲家といっても過言ではない。若くして亡くなったが、荒城の月等とともに今でも新鮮な命を保っている。
他の3曲はいずれも三枝成章氏の編曲によるもの。コーラスパートは普通だが、ピアノパートにかなり工夫がほどこされている。
今日はこの伴奏をフルートとピアノのかけ合いで演奏する。
第5部 フィナーレ
実る言葉
今年度の合唱コンクールの課題曲。
中田喜直氏独特の親しみ易い流れるようなメロディーの中にも深い表現が見られる。
花のワルツ
去年につづきこの曲でフィナーレをかざる。
バレエ音楽「くるみ割り人形」の中の曲であるが、「花の合唱団」コルス・フローレスのテーマソングの一つにさせてもらっている。