合唱団コルス・フローレス
第6回定期演奏会 プログラムノート

第1部 ルネサンス音楽への招待
EXSULTATE−DEO (至上の主よ) A.スカルラッティ作曲
 イタリアにおけるバロック音楽の礎ともいえる大作曲家スカルラッティが、神への賛美を明るく高らかに歌い上げた曲です。カノンの技法による美しい旋律の重なりをお楽しみください。

SUPER−HLUMINA−BABYLONIS (バビロン川のほとり) G.P.da パレストリーナ作曲
 「教会音楽の聖人」とも呼ばれる16世紀を代表する音楽家パレストリーナの作曲による美しい旋律の曲です。モテットといわれる四声部の合唱曲ですが、故郷を思う人々の悲しみがしみこむように心に伝わってきます。

MATONA−MIA−CARA (愛しのマドンナ) O.di ラッソ作曲
 16世紀イタリアのローマ。ドイツからはるばるやってきた兵隊が、美しいイタリアの娘さんに一目惚れてしまった切ない心を歌った楽しい曲です。作曲者のラッソは、ベルギー生れの天才であり、当時のヨーロッパで絶大な人気を博していました。

第2部 日本の「秋」を歌う
 私たちの故郷が、もっとも美しい姿を見せてくれる季節「秋」。私たちはまた、その秋にたくさんの美しい歌の宝物を持っています。
 今年のコルスフローレスは、富岡ユネスコ少年少女合唱団の子供たちの応援を得て、みなさんに、そんな美しい秋の歌を聴いていただくことにしました。
 どうか、心の中で口ずさみながら、日本の秋の心をお楽しみください。


富岡ユネスコ少年少女合唱団紹介
 私達の合唱団は昭和51年に結成された富岡市唯一の少年少女合唱団です。団員は富岡市内、甘楽郡内の小学生で、毎週土曜日の午後市内公民館などで練習しています。レパートリーは、主に子供の合唱曲が中心ですが、小さなミュージカルにも取り組んでいます。毎年、外国少年少女合唱団との共演があり、国際交流も積極的に行っています。


第3部 愛のかたちを歌う
女声合唱組曲「愛の風船」 大中恩作曲 中村千栄子作詩
 女声合唱の美しい響きを感じさせるこの組曲は、30年ほども前に発表されたものですが、今なお、みずみずしい魅力をたたえています。

1音楽会のあと
 芽生えはじめた「愛」。音楽を通して生まれた二人の心に通い合うもの。
2風のなかのあなたとわたし
 ふくらんできた「愛」。通り過ぎていく風に感じる愛の香り。
3沈黙のしあわせ
 確かになった「愛」。あなたの息づかいが私の心を揺さぶる。
4母のように
 新しい「愛」。それは新しい命のいとしさ、限りないいとおしみ。
5ことばって すてきなもの
 気持ちを伝え合うための手段「音楽」。その魅力。
6風船屋さんになりたい むすめ
 豊かな心がはぐくむもの。それは「夢」や「希望」というもの。

第4部 「いのち」を歌う 
混声合唱組曲「水のいのち」 高田三郎作曲 高野喜久夫作詩
 数多くの混声合唱曲のなかで、一度は歌ってみたいと思う曲はなんですか。こんな質問をしたら、この組曲の名前はきっと数多くの方が挙げるでしょう。発表後50年を経て、この曲の「いのち」はますます輝いています。

1雨
 「雨」は静かに、しかし、許し合わねばならないものにもかかわらず、許しあえぬ心に苦しむ私たち全てを包むようにして降りしきる。
2水たまり
 やがて消えていく「水たまり」ほど我々に似ているものはない。「水たまり」は親しみ深く身近なものである。しかし、我々の深さもまた、「水たまり」の泥の深さにすぎないのではないだろうか。
3川
 豊かな、そして透き通った水をたたえた「川」。しかし、その「川」でさえ、水は高いところから低いところへと流れて行くしかない。渦のいらだちは、我々自身の心のいらだちである。
4海
 波の音は、みなさい、これをみなさいと我々に問いかけているようだ。「海」は我々になにを問おうとしているのか。
5海よ
 「海」は、全てを受け入れてくれるものである。無限循環の源である。深海は大空につながる。我々の「いのち」も「海」のようなものに支えられているのではないか。


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